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今日、九産の関係学生が帰国します。
私は母とスキポールで落ち合ってイギリスに行きます。

この学会、私にとって意味のある学会でした。
この内容は学会で開催されたエンカウンターグループでも触れたのですが... 

今までオランダ、ドイツ、イギリス、イタリアと4回参加してきました。
その時は、私個人としての参加。
イギリスの友人達との再会を単純に楽しみ、新たな出会いを作り、そしてその出会いを楽しむ事だけをしてきました。

でも今回は...

2年前からこの学会の理事をしています。
今回もエンカウンターグループに行ったら、
「あっ、理事が来た!」
って全く知らない人に言われました。
全く私を知らない人も、私を知っています。
そして学会の中では役割があります。
その役割があるからまた知り合いも増えて楽しいです。
でも役割に縛り付けられもします。

また今回は私の「教員」という立場も常に存在していました。
今まで日本の方が大勢参加されましたが、皆さん私には直接は関係ありませんでした。
しかし、今回は私が大勢の日本人を連れてきました。
九産の関係者も居ます。
学会の会場で
「三國先生」
と呼ばれる毎日。
そして私より若い人たちが多く発表しました。
発表では、私は自分の所に人が来る事より、その人たちに一人でも多くの人が来てくれないかと案じる側になっていました。
今はもう日本人の中で「若い方」の参加者ではなくなり、中堅となり、学会の中では日本人を引っ張るではないけど、ついて行くのではなく、先を歩いている方になった感じがしました。

そして、今週行われる学位授与式。
これでもうイギリスの大学と繋がりが切れます。
昔博士に進む事を決めたとき、イギリスの先生ブライアンが私に
「You are good at finding an excuse to come back here」
って言われたのを良く覚えています。
イギリスとの繋がりが切れる訳ではないのは分かっています。
でも寂しい。
そして日本との繋がりが強くなったのも事実。
バランスが変わったのかな?
その記念の学会になったと思っています。