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今年の心理臨床学会でPCA(Person-Centred Approch)のトレーニングに関するシンポジウムに参加します。
そこで私はイギリスのトレーニングの話をします。
これから原稿を書かなくてはなりません。
イギリスのトレーニングの良いところと難しいところ…
難しいところは、学生側の視点というより、教員側の視点だと思います。
あれだけコースや学生にコミットするのは心身ともに疲れる…
トレーニング生20名に対して真摯に向き合い、「教員」という立場にあぐらをかくのではなく、対等な立場で過ごす。
これは今の私にできているかどうか不安です。
大学院の院生全員は難しい…
せめて私はゼミ生に対しては対等でありたいと思ってはいます。

ちょっと話は違うかもしれませんが、今日同僚と
「自分が周りにどう見られているか分からなくなったら怖いな」
っていう話をしていました。でもこの言葉を言ってからすぐ思ったこと。
ゼミ生が
「先生、最近変です」
とか言ってくれるような気がします。
そしてそう言ってもらえる関係でいたいと思います。
それが対等かどうかは分からないけど…

今日の夕方、今年の3月で研究生を終える学生が挨拶に来ました。
昨年末臨床心理士の試験に合格した学生です。
彼と話していて思い出しました。
私がカウンセリングのトレーニングを終えたとき、ブライアンが
「My dear colleague, Makiko」
って言ってくれました。
この言葉、すっごく良く覚えています。
トレーニングを終え、臨床家として働くことができるようになった時、私たちは先生と学生の関係ではなく、同僚、同業者という関係になります。
私のゼミ出身の同僚は昨年末合格した人を入れて5人となります。
臨床心理士試験に合格した時、私は彼らを同僚として敬意を表して接することができるよう、そして同僚として敬意を持って接してもらえるような人間でいたいと思いました。

何を書こうってことなく、思いつくまま書きました。
これからイギリスのトレーニングを思い出すために、またイギリスのトレーニングについて書くことが多くなると思います。
お付き合い宜しくお願いします。