2011 Apr 2 10:00:28 人間関係研究会機関誌がネットで見れます カテゴリ: BEG 日本のPCA史 人間関係研究会の機関誌「出会いの広場」がインターネット上でアクセスが出来るようになりました。エンカウンターグループ発展に大きく貢献した研究会の機関誌は面白いですよ。是非興味のある方はアクセスしてみてください。
2008 Apr 14 22:49:12 今日のお勉強 カテゴリ: 日本のPCA史 日本のBEGの歴史について考えていました。 野島先生のHPに行き、BEG関係の書物などが7718本もすでにこの世に出ていることを知り、日本のBEG研究の深さに驚きました。 まだまだ真っ暗闇の中です。
2008 Apr 2 22:12:18 昭和27年初版の臨床心理学の本 カテゴリ: 日本のPCA史 『臨床心理学』昭和27年初版(昭和44年20版)戸川行男編、金子書房があります。 目次を見てびっくりしました。 第1章 臨床心理学の意義 第2章 診断の方法 第3章 治療と処置 第4章 問題性質と問題行動 第5章 不良児 第6章 学業不振児 第7章 精神遅滞児 第8章 優秀児 第9章 虚弱児・神経質児 第10章 盲児と弱視児 第11章 聾児・難聴 第12章 肢体不自由児 第13章 言語障害(吃児童) です。今の臨床心理学の本の目次とは全く異なりますね。
● 11:04:21 来談者中心療法の技術 カテゴリ: 日本のPCA史 廃棄本で貰った本の中に鈴木清他著『心理療法の技術』日本文化科学社、1961年出版、というのがありました。なんと、松原達哉氏が引用と参考文献を手がけています。学生だったのかな? その本の第2章相談面接法 第3節非指示的相談面接法の原理の中に、面白い記述がありました。 「非指示的相談面接法の技術」という中に (1)単純な受容 (2)内容の繰り返し (3)感情の反射および感情の明確化 (4)非指示的なリード (5)場面構成 (6)元気づけ (7)質問に対する応答 というものです。単純な受容の中に、その技術として「来談者の発言に対して、相談者が『フムフム』『ハァ』『ハァハァ』などと応答して、欄段者の発言内容を理解したことを伝える方法である」(p22)とあります。他にも「非指示的なリード」って言葉として矛盾していませんか?場面構成は内容的には分からなくもなかったのですが、最後のほうにびっくりな記述が… 〔例2〕 来『このつぎに来る時には、もっとよい考えが出そうな気がします。』 相『来るのだったら、来週の金曜日のこの時間に来なさい』 来『はい、かしこまりました』 相『来るか来ないかは、あなたが決めることなんですよ』 来『僕が決めるんですか』 相『そう。私は、あなたのためにできるだけのことを喜んでしますよ』 来『分かりました。先生。きっと参ります。』(p26) この「相『来るのだったら、来週の金曜日のこの時間に来なさい』」って来談者中心療法の技術?? この本がどれだけ日本に影響を持ったのかがまだ分かりません。著者たちは東京教育大の教授たちです。影響力はあったように思います。 ちなみに鈴木清先生を調べてみました。フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』で…鈴木清さんは教育学者だそうです。 鈴木清(すずき きよし、1906年10月15日 - 1982年9月2日)は、日本の教育学者。東京教育大学名誉教授、元東京女子体育大学学長(在任期間: 1970年 - 1980年)。静岡県出身。東京文理科大学卒業。 横浜国立大学教授、東京教育大学教授などを経て、東京女子体育大学教授に就任。1974年、東京都立高等学校入学者選抜研究協議会会長に就任し、学校群制度廃止・新学区制導入などを推進したことでも知られる。 ちなみにこの2章を書いた人は、 古屋健治(1926-)ロジャーズ全集の訳にも加わっている人で、山梨大学の教育学部の先生らしいです。 杉山三郎・・・情報ネットでは見つからず 堅田明義(1935-)金城大学社会福祉学部名誉教授らしいです。