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カテゴリ:PCAトレーニング

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今年の心理臨床学会でPCA(Person-Centred Approch)のトレーニングに関するシンポジウムに参加します。
そこで私はイギリスのトレーニングの話をします。
これから原稿を書かなくてはなりません。
イギリスのトレーニングの良いところと難しいところ…
難しいところは、学生側の視点というより、教員側の視点だと思います。
あれだけコースや学生にコミットするのは心身ともに疲れる…
トレーニング生20名に対して真摯に向き合い、「教員」という立場にあぐらをかくのではなく、対等な立場で過ごす。
これは今の私にできているかどうか不安です。
大学院の院生全員は難しい…
せめて私はゼミ生に対しては対等でありたいと思ってはいます。

ちょっと話は違うかもしれませんが、今日同僚と
「自分が周りにどう見られているか分からなくなったら怖いな」
っていう話をしていました。でもこの言葉を言ってからすぐ思ったこと。
ゼミ生が
「先生、最近変です」
とか言ってくれるような気がします。
そしてそう言ってもらえる関係でいたいと思います。
それが対等かどうかは分からないけど…

今日の夕方、今年の3月で研究生を終える学生が挨拶に来ました。
昨年末臨床心理士の試験に合格した学生です。
彼と話していて思い出しました。
私がカウンセリングのトレーニングを終えたとき、ブライアンが
「My dear colleague, Makiko」
って言ってくれました。
この言葉、すっごく良く覚えています。
トレーニングを終え、臨床家として働くことができるようになった時、私たちは先生と学生の関係ではなく、同僚、同業者という関係になります。
私のゼミ出身の同僚は昨年末合格した人を入れて5人となります。
臨床心理士試験に合格した時、私は彼らを同僚として敬意を表して接することができるよう、そして同僚として敬意を持って接してもらえるような人間でいたいと思いました。

何を書こうってことなく、思いつくまま書きました。
これからイギリスのトレーニングを思い出すために、またイギリスのトレーニングについて書くことが多くなると思います。
お付き合い宜しくお願いします。 

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スコットランドのUniversity of Strathclydeのカウンセリングコースの閉鎖に伴い、いろいろな人たちがそれを阻止しようと頑張っています。
充実したPCAのカウンセリングトレーニングコースは、世界的に見ても少なくなったそうです。
少なくなったと言われたのは、私が帰国した2001年。
2001年にDiploma in CounsellingとMA in Counselling Stuidesを終えて帰国した私ですが、その数年後にナタリー・ロジャーズ、Carl Rogersの娘が日本に来たとき、私がUniversity of East Angliaでトレーニングを受けたって言ったら、PCAのトレーニングコースは今はアメリカにもないし、世界的に見ても少なく、UEAとスコットランドだけって言っても良いみたいなことを言われました。
そして良いトレーニングを受けたねって言われたのを覚えています。
その世界的に見ても貴重なコースが今、消されようとしているのです。
様々な情報を見ると…
大学が決定した事項であり、コース関係者(教員)には全く打診や意見を聞くこともなかった。
大学側は現在のコースに代わるコースとして
psychology とcounsellingのjointコースを作るらしいです。大学側はこれはmental health and wellbeingに貢献すると言っています。
でも今のコースがmental health and wellbeingに無意味なのかな?
スコットランドやその周辺、そして世界中にこの大学でトレーニングを受けたカウンセラーが活躍していて、その人たちがmental health and wellbeingに役立っていないのかな????
役立つものができます!って言われても、今までのコースが良かったのに、それ以上のものを作るっていう自信があるのかしら?

PCAのカウンセラーを養成するのは決して容易いことではないと思います。
それは現在大学で臨床心理士の養成に関わる立場としても言えます。
特に日本の大学教育のシステムでは不可能に近いくらい難しいかもしれません。
ただ、日本に関して言えば、イギリスと同じ方式を取らないでもできるような気がしているし、それを実践しようと努力しています。
話が逸れました…
世界的に見ても本格的で、トレーナーも苦労するPCAのトレーニングコース。
これをなくすのは世界的にも大きな損失です。

大学側に分かってもらうためにも、このコースが世界的に見ても大切なコースだと言うことを世界中の人が言語化しないといけないのかもしれません。
そうしない私が修了したUEAのカウンセリングコースまでなくなりそうで、怖いです。

 

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UEAに入って1年目。
それも始まったばかりの頃。
日本人をはじめとして留学生たちは第二外国語としての英語の授業を受ける話をしていたり、クラス分けするからっていうメールが来たり…
で、英語が中学校、高等学校で赤点ギリギリだった私としては、英語の授業を受けた方が良いかなって思って、担当教員のところにいきました。
クラス分け試験の日は私が授業があって受けれないと話すと、試験問題をくれました。
アカデミックライティングで文章を書くこと
という問題でした。
それを片手にDiploma(私が受けていたコース)に行きました。
そこにはブライアンが…
で、ブライアンに
「アカデミックライティングって?」
って聞いたら、
「スラングを使わないこと」
と言われたので、
「それなら出来る!」
と私。ブライアンも
「そう思う」
というので、その問題を破棄しました。

1年後…
ブライアンに
「このコースで学んだ英単語は?」
って聞かれたので
「Wanker ( くそ野郎)、asshole(くそったれ)」
と、答えました。
これはともに人を罵倒する時のひどい言葉。
ブライアンはとても上品なイギリス紳士。
私の言葉に「えっ」っていう表情をして…
それを見ていた私の友人は爆笑。

Brian Thorneは知らない人は分からないとは思うけど、実は私のカウンセリングの学派(Person-Centred Approch)ではイギリスどころか世界では知らない人はいない、違う学派の人もイギリスでカウンセリングをしている人は知らない人はいないと思います。
彼はメチャクチャ多分「偉い」人だと、正確に言えば今ほぼ引退しているので偉い人だったと思います。


 

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Brianは私のカウンセリングの先生。
彼と出会って私のカウンセリング観というものが確立されたように思います。

彼との思い出はたくさんあります。
一番最初に思い出すのが、ハンカチです。
彼だけではなく、イギリス人はハンカチで鼻をかみます。
日本人には信じられないけどね!

確か…この前書いたコミュニティーミーティングの前にあったコミュニティーミーティング時のこと
その日も私はブライアンの隣に座っていました。
そして、その日も泣きました。
泣いている私にブライアンは彼のハンカチを渡そうとしてくれました。
でも私は、泣いていても冷静でした。
「そのハンカチ、綺麗?」
と聞いてしまったのです。
そうしたら、ブライアン、そのハンカチを眺めてポケットに戻しました。

そして、この前ここに書いたコミュニティーミーティングの時。
私が泣いて、ブライアンが同級生と席を取り替えて私の横に座った時のこと。
私は気がつかなかったんだけど…
あとから友人が笑って…
「ブライアン、牧子にハンカチ差し出そうとしたんだよ。でもポケットからハンカチを出して、広げて見て、ポケットに戻したよ」
だって!
確かに貸してはくれなかった。
でも私が
「綺麗?」
って聞いたことが心に残って(引っかかって)いたんだなぁって申し訳ない気持ちには多少なって…
バレンタインデーの時に、ハンカチをプレゼントしました。 
懐かしい… 

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昨日書いたコミュニティーミーティングの翌日はSupervison Group。このグループはBrian Thorneがスーパーバイザーで行われていて、私はBrianに対して信頼感を抱いていたので、全く問題なく大学に行くことができました。
でもその翌日、金曜日はPersonal Development Group。
このグループのファシリテーターは週に1日しか会わない人。
朝グループに行こうとしたら、怖くて行く気になれなかった。
そしてその日、初めて大学を休みました。
自宅からBrainに電話して、月曜日に会ってもらうことにしました。
Brianは学生たちのために時間を作ることを惜しまない人です。
彼のカウンセリングセンターで月曜日に会いました。
そしてクラスメートの中では言えなかった色々な話をしました。
Brianは通常は火曜日のコミュニティーミーティングは彼らは出席しないけど、今大変な時期だからBrianとJudyはコミュニティーミーティングに出るということ。そしてその時、隣同士に座ろうと約束してくれました。
火曜日の大学にはBrianがいてくれる、そして隣に座ってくれる、どんなに心強かったことでしょう。
火曜日は大学に行けました。
でも怖いからゆっくり行ったら、Brianの隣の席はすでに人が座っていて、私は空いていた席に座りました。
コミュニティーミーティングが始まると、Judyが開口一番に
「水曜日の牧子の発言に私は驚いた」
と言いました。それを聞いて私は泣き崩れました。
その瞬間、私の隣に座っていたベッキーがBrianと目配せし、二人は席を交換。
Brianが私の隣に来て手を握ってくれました。
そのあとのグループがどのように進んだか全く記憶にありません。
ただコミュニティーミーティングが終わって、Brianに
「Judyに対して怒りを感じる」
って言ったら、
「それは僕に言うのではなく、Judyに言うことでは?」
って言われて…で、カウンセリングセンターにいる彼女の元へ。
「怒っています」
って話をしに行きました。
その時、初めて彼女と向き合って話をしました。
この時間はとても大切で貴重な時間だったと思います。

今考えると、この時期は心がたくさん動いて、感情がたくさん動いて、自分の感情をどのように扱うかを学んだ時期だったように思います。
また嫌いになる程人と向き合い、大好きになる程人と関わる経験もこのコミュニティーミーティングを通して出来ました。
この経験は私にとって宝物です。
でもまた同じ経験をしたいかっていえば…疲れる体験はもう良いかなって思います。
トレーナーとして関わりたいか…興味はあります。
でもとてもタフな仕事だと思います。
今はBrianもJudyもこのコースから身を引いています。
彼らがまだいたら、きっと機会を作ってトレーナーとして少しでも経験させてもらいにイギリスに行ったかもしれません。 

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