市川海老蔵主演「源氏物語」観てきました
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歌舞伎役者さんだけではなく、能楽師、そしてオペラ歌手が舞台の上にいます。
博多座でお能の舞台を見たことがあるけど、今回の舞台はお能の舞台とは違います。
そして歌舞伎の舞台とも違うと思う。
まず驚いたのは…
海老蔵さんの声です。
私がテレビとか、以前の舞台で拝見した時の声とは全然違いました。
あの声色は海老蔵さんの持っている光源氏の声なのかな?
お能は、空間、間が大切なように思います。
舞台もあまり小道具がありません。
お能は、表現を全てせずに、観ている者の心に訴えるように思います。
歌舞伎は全てを表現する劇のような気がします。
小道具があったり、豪華な舞台装置があります。
観ている者の心に訴えるより、単純に楽しむもののように思います。
お能にその根がある歌舞伎ですが、全く違う演劇。
その二つが同じ演目を同じゴールに向けて行う。
冒険ですよね?
そして多分好みは分かれるのかなって思います。
この海老蔵さんとお能のコラボを拝見するのは3回目かな?
今までのとは全く嗜好が違うように思われました。
今回の舞台は、夕顔を六条御息所の生霊がこれでもかっていうくらい攻める場面など、お能では絶対にないであろう雰囲気の場面がいくつもある舞台でした。
これは面白くもありました。
こういうのもアリだなって感じで…
でも同時にこれがお能だったらどのように表現されるんだろうとも思いました。
お能では源氏物語あるのかな?
あったら、観たいな…


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